会越 叶津川 本流~五兵衛小屋

山行記録

2026/6/13(土)~14(日)
メンバー:JOHSON

足尾の沢へ向かうはずだったが、ふと南会津の山が恋しくなった。吸い寄せられるように、初夏の叶津川へと車を走らせた。

【6/13】
只見のゴリラの家で前泊して、翌朝はのんびり過ごしてから昼からの入山とした。国道289号線のゲートから木ノ根沢のちょっと先までチャリでショートカットする。ザックを背負っての登り坂は思いのほか厳しく、早々に激しい汗が吹き出してきた。

適当な支流から叶津川に入渓。雰囲気の良い河原だ。日向ぼっこを楽しんでいたアオダイショウと戯れつつ少し進むと、芳沢との出合に到着する。

芳沢出合

歩きやすい河原を辿り、「甚六ノ滝」と呼ばれる8m滝の釜で竿を出してみる。すぐに良型のイワナが1匹応えてくれたので、気持ちよく竿を仕舞い、滝の右壁を登る。

竿を出した滝

地形図のCo612m付近、国道289号線の工事で痛々しく固められた護岸ブロックが現れた。面倒な政治的議論に口を挟むつもりはないが、自然の姿を思うとやはりやるせない気持ちになる。

そこを過ぎると、すぐにグリーンタフの削られたゴルジュ状へと雰囲気が一変した。深い釜を持つ1m滝を泳いで突破しようと挑んだが、水流に弾き飛ばされて断念。おとなしく左岸を際どく巻くことにする。続く2m滝も左壁を際どくへつって越えると、その先は一転して快適で心躍るお散歩となった。美しいナメ滝が続き、時折顔を覗かせるタニウツギのピンク色が心を和ませてくれる

ルンルンだ

Co680mあたりで、左岸から立派なスラブの大滝を落とす支流が合流する。このあたりから白濁した泥の流入が目立ち始め、その原因と思われる崩壊地を越えた適地を本日の幕営地とした。

釣ったイワナを塩焼きにし、揺らめく焚き火の前でのんびりと微睡む。うたた寝しながら南の空を見上げると、炎のゆらぎの先に、紅色のアンタレスが優しげに揺らめいていた⁡。

穏やかだ

【6/14】
朝、しばらくは心地よい雰囲気に包まれた河原を進む。途中、左岸には見事な水芭蕉の群落が広がっていた。

本流に10m滝がかかる地点で、五兵衛小屋へと続く支流と出合う。ハングした8m滝を巻き、小滝を快適に越えていく。ささやかな藪漕ぎを経て会越国境稜線へと抜け出し、五兵衛小屋のピークに立った。五兵衛小屋周辺は意外と薮がうるさくなく、思ったよりいい景色だった。

ウルイを摘みながら、来た道を整然と辿り返す。途中で若いクマと出くわしたこと以外は特にトラブルもなく、行きに巻いた釜は泳いで火照った身体を冷やした。国道289号線へ上がり、長いトンネルを歩いてチャリを回収。帰りは下り基調のため、一瞬でゲートまで着いた。

ゴリラの家に戻るとご両親がいらっしゃっていたので、お礼とご挨拶を交わし、夕飯をご馳走になってから宇都宮への帰途に就いた。たくさんのお土産を持たせてくださり、まるで神様のような温かい人たちだった。

良い雰囲気
トンネル
山行記録: 会越国境 叶津川 本流〜五兵衛小屋
2026年06月13日(2日間) 東北, 沢登り / kmmrno1kamiの山行記録

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