2022/10/26(水)
メンバー:ゴリラ、JOHSON
志津倉山は数々の伝承が残る霊峰だ。かしゃ猫の伝説、天狗の伝説…。先人たちを惹きつけるものが志津倉山にはきっとあったのだろう。なんにせよ、伝承が残る山というのは、実際に訪れてその霊気のようなものに触れたくなってしまう。
三島町交流センターのHPによると、志津倉山には以下の伝承があるようだ。
昔、弘法大師様が諸国を廻られたときに、志津倉山にも立ち寄られて、馬に乗って探索されたそうです。
その時の弘法大師様の言葉には
「志津倉山は北向きなので、高野山居を定める」とて「横雲山・高野山」を開山されたそうです。会津五高野のひとつだな。
その時の馬の蹄(ひづめ)の跡が、今なお残っているそうです。
場所は、雨乞い岩の上部です。
提供者 久保田 政信(間方)
果たして雨乞岩の上に、弘法大師の馬の蹄は残っているのだろうか。登って確かめてみよう。
登山口から入山するとブナの巨木に迎えられる。巨木というものは存在するだけで不思議とエネルギーが湧いてくる。微笑みながら歩くと程なくして雨乞岩が見えた。藪漕ぎをして基部に降り立つ。


下部は走って登れる傾斜だ。右の側壁には古めかしいボルトが打ってあった。かつての岳人のゲレンデだったのだろうか。辺りを駆け回って観察しながら、ペタペタと緩いスラブを登っていく。




中間部にはテラスがある。元気なゴリラは上部の観察をするというので、寝不足の僕は惰眠を貪る。ポカポカで気持ちいい。

テラスから上部は二俣となり、傾斜が立つので、僕はフラットソールを履いた。傾斜が緩い左俣を選択し、慎重に登っていく。多少細かいところもあったが、フリーで登って、上部の岩盤の上に立った。もっとも、支点が取れるような節理はあまり見当たらない。岩盤の上からスラブを見下ろす。会津の山々が燃えるような紅葉と共に飛び込んできた。






スラブを登りきり、ブナの樹林帯に入ってささやかな藪漕ぎをすると志津倉山の山頂だ。遠く飯豊連峰が見えた。再び、巨木を見ながら暖かな登山道を下山していく。良い1日だった。






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